食物アレルギーについて

最近では、喘息やアトピーが増えています。そして、花粉症などのアレルギー症状も年々ひどくなっている印象です。また、食べ物のアレルギーも増えています。レストランで食事をするとき、「何か食べられないものはございますか?」などと聞かれることがあります。なぜなら、人によりアレルギーの原因になる食べ物が異なるからです。

アレルギーは免疫反応で引き起こされます。免疫とは、自分と他人、自己と他者を区別する仕組みです。自分の細胞や組織には反応せず、ウィルス、細菌、あるいは移植された他人の組織は他者と認識して、これを排除しようとします。食べ物は異物です。そのため、食べ物のタンパク質などを腸管内で分解し、アミノ酸やペプチドにします。こうなると私たちの体の中の成分と同じですから、吸収されて体に入っても異物として排除されません。

体の中の成分でも、体の奥に隠れていて、免疫の細胞に見つかっていなかったような組織は、免疫の細胞には異物と判断されます。甲状腺の奥にあるタンパク質や、すい臓の奥にあるインスリンを出す細胞などがそうです。

何かのきっかけで、免疫細胞がこれらの組織を見つけると、今まで見たこともない組織なので、異物と考えて攻撃します。これが自己免疫疾患で、甲状腺炎や1型の糖尿病などは、これが原因で起こります。

そこで少し免疫の仕組みを説明します。免疫反応はリンパ球が異物を見つけることから始まります。リンパ球にはT細胞とB細胞の2種類があり、B細胞は抗体というタンパク質を生成します。この抗体が異物( ウィルスや細菌) と結合すると、それをマクロファージという食細胞が食べて、分解する仕組みになっているのです。

T細胞だけが働き、抗体を作らず、異物や組織を食べさせる細胞免疫という仕組みもあります。抗体には5種類あるのですが、普通、細菌やウイルスを排除する抗体をIgGといいます。腸管にはIgAという抗体を作る仕組みもあります。

これで、異物を腸管壁で排除します。普通アレルギー反応を起こす抗体はIgE です。この抗体ができると、それが白血球の表面に付着します。ここに再度異物(花粉など)が結合すると、白血球が壊れて、中から多くの物質が放出されるのです。これらの物質の中にはヒスタミンなどが含まれ、血管壁から水分を漏らし、その部位が膨らみ、かゆみなどを起こす反応を引き起こします。

また気管の周りの平滑筋をじんましん収縮させるので呼吸が困難になります。これらはいずれも喘息とか寺麻疹の症状を引き起こすのです。食べ物のタンパクは体には入らないようになっています。しかし、ある種の体質を持った人の場合には体に入り込みます。これに反応し、呼吸困難や鼻汁、涙などを出させるのが、食物アレルギーです。一般には食べ物が偶然体に入ってきても、寛容という仕組みで、免疫反応が起こらないようになっています。寛容は異物を自分の組織、細胞のように思ってしまう反応です。これがなんらかの理由で損傷されると、食べ物に激しく反応するのです。これが食物アレルギーです。

一般には卵などタンパク質を多く含む食べ物を食べた場合にアレルギーになります。小麦、そば、時にはご飯(米) に含まれるタンパク質にも反応するので、普通の主食の成分でアレルギーになります。卵、牛乳、小麦が食物アレルギーを引き起こす御三家ですが、それ以外に、エビ、大豆、キウイ、イカなどあらゆる食べ物にアレルギーを引き起こす可能性があります。

こちらには暴飲暴食以外にも同じものを続けて食べるのはよくないとも書かれています。

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