水分摂取の目安は1日1500 リットル以上を習慣にしたい

少し前にメディアでは、「ペットボトル症候群」が話邁を集め、健康雑誌などのテーマにさかんに取り上げられたことがありました。これは、子どもや若者たちがペットボトルを手放さず、コーラやスポーツドリンクなどを頻繁に飲み続けるために糖尿病などの病気を発症しているというものです。

しかし、ペットボトルを持ち歩き、水分を少しずつ補給することは、医学的にまちがいではありません。問題は、糖分の多いコーラやスポーツドリンクなどペットボトルの中身です。

ミネラルウォーターや麦茶などであれば、むしろおすすめしたい水分の摂り方です。というのも、人間は1 日に2.5~3 リットルの水分を必要としています。そのうち食事で1 リットル程度摂取するので、残りの1.5~2 リットルは、ほかから補わなければなりません。
ただし、1.5~2 リットルの水分を一気に摂ると、尿になってそのまま排出されてしまうので、小分けにして飲むのが理想的です。

では、なぜ人間は1 日に2.5~3 リットルの水分が必要なのでしょうか。じっは、暑くも寒くもない環境で安静にしているだけでも、呼吸のたびに水分は体外に排出されます。また、じっとしていても、体温調節のために汗を分泌しています。
これを「不感蒸泄」と言いますが、それだけで1 日0.9 リットルもの水分を失っているのです。

さらに、尿として1.4 リットル、便に含まれる水分がおよそ0.2 リットルありますから、その合計は2.5 リットルというわけです。

ここに運動や仕事などをして汗をかけば、さらに1リットル程度の水分が必要になります。ビールなどで水分を補給しても、飲んだ分だけ水分補給できたことにはなりません。アルコールは利尿作用が強いうえ、アルコールを分解する際に大量の水を必要とするため、飲んだ分以上の水分を失ってしまうからです。
同様に利尿作用のあるカフェインを多く含む飲みものもおすすめできません。ただし、必要以上の水分の摂り過ぎは、腎臓に負担をかけるうえ、低ナトリウム血(水中毒) につながることもあるためおすすめできません。
水分摂取にはお茶やコーヒーではなくプレーンの真水がいい理由