マカデミアナッツ油に含まれるパルミト レイン酸が、血糖値の急上昇を抑制し、 インスリンの効きも改善させることが判明

パルミトレイン醍の作用で血糖値は下がる

ココナッツオイル人気以来、体によい油に注目が集まるようになりました。たとえば、最近ではダイエットにも良質の油が必須であることがわかってきました。油のなかでも、「マカデミアナッツ油」も上手に活用するとさまざまな健康効果を実感できると思います。

少し専門的になりますが、体に大変よい働きをする「アディポネクチン」というホルモンについて研究を重ねていました。この研究の過程で、アディポネクチンとは別にaP2という脂肪細胞内にあるタンパク質について研究する機会があったのです。このaP2というのは、体にとってあまりよくないものだといゝつことは、これまでのアメリカの研究で明かにされていました。

それは、マウスを使った実験でaP2の遺伝子を壊したマウスと、aP2が正常なマウスを比べると、aP2を壊したマウスのほうが肥満や動脈硬化にならず、肝臓や筋肉の働きがとても活発で血糖値を下げるというデータがとれていたからです。

しかし、なぜ脂肪細胞内にしか存在しないタンパク質が、肝臓や筋肉という遠隔臓器の機能を活性化させて血糖値を下げるのかは不明でした。

例えば、ホルモンは、分泌物ですから血流にのって遠隔臓器へ届けられ、各臓器によい働きを促すことができます。

ですがaP2は脂肪細胞内にしか存在しません。しかし、この疑問は研究を進めるうちに解決されました。欠損したaP2からは、脂のようなものが分泌されていて、それが血中に取り込まれ肝臓や筋肉へ届けられていたのです。そして、この血糖値を下げる作用を促していた脂のようなものが、「パルミトレイン酸」という不飽和脂肪酸でした。

パルミトレイン酸は食品からとれる

パルミトレイン酸を多く含む食材を調べてみたところ、数種のナッツ類に含まれていました。なかでも「マカダミアナッツ」に飛びぬけて豊富だったのです。

このも「マカダミアナッツ」を私は風呂上がりに体に塗っています。なぜ塗るのかと思った方も多いかもしれません? もちろんナッツを食べたり、油を料理に使えば体内に吸収されます。しかし、研究により、オイルとして塗ってもパルミトレイン酸は体内に吸収されることがわかったからです。しかも食べるより塗ったほうが体内への吸収が速く、血中濃度も食べたときより高いとわかりました。

口からとった脂質は消化管で一度分解されます。その後、小腸で吸収後に再合成されて血流にのるのです。しかし、皮膚から吸収された場合は、パルミトレイン酸とグリセリンに分解された後、血流にのります。血中に取り込まれるまでの工程が少ないため吸収が速いのだと予測しています。

「マカダミアナッツ油」は口からとっても、塗っても効果のある油だったのです。

ダイエットと便秘に効く成分が凝縮されているナッツ&ドライフルーツ

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カルニチンのダイエット効果

以前、番組の捏造問題で一躍注目を集めてしまったテレビ番組『発掘! あるある大事典Ⅱ 』で、αリボ酸のダイエット効果が報道され、その後、αリボ酸はダイエットに効くということでコエンザイムQ10と並んでサプリメントの代表のようにいわれています。

αリボ酸は、チオクト酸とも呼ばれており、ビタミンとして記載されることもありますが、これは体内で作られるのでビタミンではなく、ビタミン様物質として扱われています。

もともと、2型糖尿病の治療薬として利用されてきました。糖尿病の患者にこれを経口投与すると、インスリンによる血糖値の低下が増強されます。しかし、これは最大1.8gも使った調査です。

α リボ酸は抗酸化物質です。これはミトコンドリアの中で補酵素として作用し、ブドウ糖の分解、さらにそこからエネルギーが産生されるのを補助します。ブドウ糖がエネルギーになり、脂肪にならないということから、α リボ酸にダイエット効果があるといわれるようになったのです。しかし、これについて調べた論文で、きちんとした批判に耐えられるようなものはないのです。
『発掘! あるある大事典Ⅱ 』では、コエンザイムQ10とα リボ酸を摂っていれば若々しくいられると放送され、司会者自身も使用していて具合がよい、病気になりにくいなどと言っていました。しかし、人を本当に若返らせるかどうかの検証はされていないのです。

これはコエンザイムQ10でも同じです。このことに注意を払うのが非常に大事だと思われます。

一方、同じようにダイエット効果があるとされる物質に、カルニチンがあります。カルニチンはビタミンBTとも呼ばれています。カルニチンは牛肉に多く含まれています。アミノ酸とは厳密には異なるのですが、アミノ酸に分類されています。長い炭素鎖を持つ脂肪酸(長鎖脂肪酸) が、ミトコンドリアで燃焼する際に、カルニチンがないとミトコンドリアに入れないのです。

つまり脂肪酸が燃焼されず、脂肪が組織にためられてしまうのです。カルニチンは生体内ではリジンとメチオニンから合成されます。このときにビタミンC、ビタミンB6、ナイアシン、鉄が重要な役割を演じています

一般にはカルニチンは食肉、特に牛肉に多く含まれていて、米国人は1 日に100~300mg摂っています。食肉の中でも牛肉がもっとも多くカルニチンを含んでおり、豚肉には牛肉の半分くらい、鶏肉には3分の1くらい含まれています。

カルニチンは、血中の中性脂肪とコレステロールを下げる作用があります。中性脂肪やコレステロールを増やすと恐れられている牛肉を摂取すると、むしろ中性脂肪やコレステロールを下げる作用があるのは驚きです。このようなことからカルニチンにはダイエット効果があると考えられ、用いる人も多くいます。
http://www.vitamindiet.biz/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%8B%E3%83%81%E3%83%B3%E3%81%AF%E8%84%82%E8%82%AA%E9%85%B8%E3%82%92%E7%87%83%E3%82%84%E3%81%99%E3%82%AB%E3%82%AE/

実際、いくつかの実験で、体重が減少したというデータが得られています。最近では、ダイエットに役立つというサプリメントが注目され、多くの人が購入し、使用する傾向があります。しかし、私たちの脂肪は無意味についているのではないことはすでに述べました。また、女性の場合は脂肪が少ないと女性ホルモンができにくくなり、精神的に不安定になつたりします。排卵が抑制され、不妊になることもあります。ですから、適齢期の女性が無理にダイエットをして脂肪を減らすことは、決してよいことではありません。
健康的にいい意味でのダイエットがやはりこれからの主流です。