食餌=食べる薬

現在では食べ物を「食事」と書く。少し前の頃には、「食餌」と書いていました。この「餌」という字は、「薬」という意味である。食餌は薬と思って選んで食べなければいけません。薬をいい加減に使用すると有害になります。食餌も同じ意味です。だから、辞書を引けばわかりますが、食事療法は本当は「食事療法」ではなく「食餌療法=食べるクスリ」なのです。「薬を使わない食事療法」「自分の免疫力で治す」といったサイトに掲載されている内容が本来は正しいのでしょう。

現在は、生活習慣痛が問題になっているように、食事が薬ではなく、病気をつくり出す要因となっているというわけです。健康のため、なるべく病気にかからないため、あるいはすでに病気の人、そして病気を治そうとしている人たちはなおさら、もっと食の重要性を真剣に考えるべきでしょう。

こうした皮肉な現実を直視するならば、むしろわれわれは古来伝えられてきた先祖の生活の知恵に改めて目を向け、大いに利用し、自然に順応して生きていくほうが体に合っているのです。そんなところから、次のような興味深い設問が出てくるというわけです。「医者のいう通りに節制した人と、医者のいうことは右から左に聞き流して生きている人とでは、どちらが長生きするでしょうか?」

結論を言ってしまうと、大差はないのです。そのちがいは、多少、人生を長く退屈に感じるか、短く感じるか、周りの者に迷惑をかけ、医療費の負担に耐えられなくなるかどうかです。動物は基本的に風邪を引かないし、病気にかかりません。と上ろが、自然から離れてペットとして生きていくと、病気になります。

人間も同じ動物なのです。ということは、ほとんどの病気の原因は、動物のように自然に支配されて生きていないこと、遺伝因子、生活習慣の蓄積、およびその結果でもある自律神経の失調という4つが微妙に絡み合って起きるといえるのです。

ここでは生活習慣の蓄積を問題にしますが、医療の現場で忙しく働いている人たちが感じることは、生活習慣の蓄積が病気の引き金になるケースの主たる原因は、

  1. アルコール
  2. グリーシーフード(オイルを使用した料理)
  3. タバコ

と考えられることです。特に、最近は「体調が悪い」と訴えてくる一般外来患者さんの多くが、アルコールや グリーシーフードによる疾患ばかりといってもいいかもしれません。

腸の長さが日本人は欧米人と比べて長いように、日本人はまだまだグリーシーフードを処理できる体になってはいないのです。そのため、肝臓と膵臓に負担がかかってしまいます。

飽食の時代に習慣になってしまった「美食」から、本当に日本人に合った、健康にいい「素食」へ「これまでの食習慣を少しずつ変えてみたらどうか」ということです。日本人は日本人の食事をとらなければ健康にはなりません。欧米化の食事がいかに日本人には合っていないかを実感できないために問題は山積みです。

しかし、いざとなると、なかなかそうはいかないのが現実です。そこで、誰にでもできることとして、まずなるべくグリーシーフードを避けるということです。食べるにしても、できるだけオイルを少なめにするよう注意します。もう1つは、オイルを使う料理にはなるべくニンニクを使うということです。
ニンニクの抗酸化作用については、ニンニクを料理に使うことで、少しでもコレステロール値を下げ、酸化を防ぐ必要があります。ニンニクの利用法は、古くから

  1. 健康食用
  2. 調味料・香辛料用
  3. 薬用</li

の3つに分かれます。ニンニクの薬効や様々な働きについては、こちらのとおりですが、食用となると、気になるのが栄養です。

ニンニクはタマネギやネギ、lニラ、ラッキョウなどと同じ仲間です。ニンニクをこれらの野菜と栄養的に比較してみると、エネルギーや糖質、タンパク質、リン、カリウム、ビタミンB1などが抜群に多く含まれています。また、ニンジンやホウレンソウなど一般に栄養豊富だといわれている野菜と比べてもニンニクの栄養価は飛び抜けています。食物繊維の含有量でもトップクラスである。世界の各地で、ニンニクが料理に使われているのは、決して偶然ではないのです。

ニンニクが手に入らなかったり、料理の時間がない場合は、サプリでもいいので是非、摂っていただきたいと願っています。

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食物アレルギーについて

最近では、喘息やアトピーが増えています。そして、花粉症などのアレルギー症状も年々ひどくなっている印象です。また、食べ物のアレルギーも増えています。レストランで食事をするとき、「何か食べられないものはございますか?」などと聞かれることがあります。なぜなら、人によりアレルギーの原因になる食べ物が異なるからです。

アレルギーは免疫反応で引き起こされます。免疫とは、自分と他人、自己と他者を区別する仕組みです。自分の細胞や組織には反応せず、ウィルス、細菌、あるいは移植された他人の組織は他者と認識して、これを排除しようとします。食べ物は異物です。そのため、食べ物のタンパク質などを腸管内で分解し、アミノ酸やペプチドにします。こうなると私たちの体の中の成分と同じですから、吸収されて体に入っても異物として排除されません。

体の中の成分でも、体の奥に隠れていて、免疫の細胞に見つかっていなかったような組織は、免疫の細胞には異物と判断されます。甲状腺の奥にあるタンパク質や、すい臓の奥にあるインスリンを出す細胞などがそうです。

何かのきっかけで、免疫細胞がこれらの組織を見つけると、今まで見たこともない組織なので、異物と考えて攻撃します。これが自己免疫疾患で、甲状腺炎や1型の糖尿病などは、これが原因で起こります。

そこで少し免疫の仕組みを説明します。免疫反応はリンパ球が異物を見つけることから始まります。リンパ球にはT細胞とB細胞の2種類があり、B細胞は抗体というタンパク質を生成します。この抗体が異物( ウィルスや細菌) と結合すると、それをマクロファージという食細胞が食べて、分解する仕組みになっているのです。

T細胞だけが働き、抗体を作らず、異物や組織を食べさせる細胞免疫という仕組みもあります。抗体には5種類あるのですが、普通、細菌やウイルスを排除する抗体をIgGといいます。腸管にはIgAという抗体を作る仕組みもあります。

これで、異物を腸管壁で排除します。普通アレルギー反応を起こす抗体はIgE です。この抗体ができると、それが白血球の表面に付着します。ここに再度異物(花粉など)が結合すると、白血球が壊れて、中から多くの物質が放出されるのです。これらの物質の中にはヒスタミンなどが含まれ、血管壁から水分を漏らし、その部位が膨らみ、かゆみなどを起こす反応を引き起こします。

また気管の周りの平滑筋をじんましん収縮させるので呼吸が困難になります。これらはいずれも喘息とか寺麻疹の症状を引き起こすのです。食べ物のタンパクは体には入らないようになっています。しかし、ある種の体質を持った人の場合には体に入り込みます。これに反応し、呼吸困難や鼻汁、涙などを出させるのが、食物アレルギーです。一般には食べ物が偶然体に入ってきても、寛容という仕組みで、免疫反応が起こらないようになっています。寛容は異物を自分の組織、細胞のように思ってしまう反応です。これがなんらかの理由で損傷されると、食べ物に激しく反応するのです。これが食物アレルギーです。

一般には卵などタンパク質を多く含む食べ物を食べた場合にアレルギーになります。小麦、そば、時にはご飯(米) に含まれるタンパク質にも反応するので、普通の主食の成分でアレルギーになります。卵、牛乳、小麦が食物アレルギーを引き起こす御三家ですが、それ以外に、エビ、大豆、キウイ、イカなどあらゆる食べ物にアレルギーを引き起こす可能性があります。

こちらには暴飲暴食以外にも同じものを続けて食べるのはよくないとも書かれています。

植物油や揚げたポテト、大型魚が体に悪影響を及ぼす?本当のところ

トランス脂肪酸

とり過ぎは心臓に悪影響、固形化植物油を控え目に

生活習慣病の予防には動物性のバターより植物性のマーガリンといわれているが、 この定説が崩れた。植物油を固形化しマーガリンにする加工段階でトランス脂肪酸という物質ができる。このトランス脂肪酸が動物抽と同様に血液中の悪玉コレステロール(LDL)を増加させ、善玉コレステロール(HDL)を減らすことがわかった。米国の研究でトランス脂肪酸を多く摂取する人は、少ないい人に比べて心筋梗塞を起こすリスクが30%も高くなる。
またアレルギー性疾患や認知症との関連も指摘され始めた。トランス脂肪酸はマーガリンやショートニングなど固形化した植物油のほか、これらを材料とするケーキやクッキーにも入っている。また家庭で揚ぼ物をする際にも、トランス脂肪酸ができる。身近な物質なので、全面的に排除するのは不可能だ。WHOなどの専門家会議では、1日あたりのトランス脂肪酸の摂取を「総エネルギー量の1%未満にするようにと勧告している。

アクリルアミド

揚げ物に生じる発ガン物質、偏りのない食事で解毒を

こんがりきつね色に揚げたポテト、その香ばしいにおいは食欲をそそる。ところが炭水化物を多く含む穀類や芋類を高温で焼くと、アミノ酸と糖が反応しで、発ガン性のあるアクリルアミドが発生する。動物実験で指摘されているのは高濃度のアクリルアミドを長期間投与してガンが増えること。人の場合の影響はどうか?基本的には「注意するに超したとはない」となっている。これはWHOなどによる専門チームで「発がんの危険性の可能性を否定できない」と指摘されたことによる。

大型魚の水銀

妊婦は小魚を食べる

魚はn3系の抽を含み、脳などにいい。ところが、妊娠中の女性に対して、「大型魚の食べすぎに注意」という呼びかけを厚生労働省が行った。これは大型魚に水銀が蓄積される傾向があることがわかった。たため。大型魚を食べ、体内に水銀が蓄積すると、胎児に悪影響が出る可能性があるため。
また、赤ちゃんが生まれてからは、ガラス製のほ乳瓶を使うなども大切。プラスチック製では環境ホルモンが出るため。